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誰でもわかる!からだの教科書・・・「頭痛編」

頭痛の種類とメカニズムを簡単に!原因をとらえて解決!

こんにちは、山の上の院長こと佐々木です。世の中にある本や専門書は、難しい言葉や表現が満載で、どうも最後まで読む気が無くなってしまいます。

 そこで今回からシリーズ化して、「誰でもわかる!からだの教科書」と銘打って、頭から足までの全ての部位の痛みや不具合を、より簡単に、わかりやすく説明して、原因をきちんとわかってしまえば、対処方法もわかりやすいと思います。今回は頭部の症状の中でも「頭痛編」としてお送りしたいと思います。



頭痛の種類

頭痛には大きく分けて2つの種類があります。

●血管拡張性頭痛→片頭痛、群発型頭痛など
●血管収縮性頭痛→筋緊張による頭痛(肩こり、首のこり等)

 血管拡張によって起こる頭痛は、脈拍に合わせるように、こめかみや耳の後ろ側の辺りが「ドクンッドクンッ」とか「ズキンッズキンッ」と痛みが出たり、深くお辞儀をするように、頭を心臓の位置よりも下げた時に痛みや症状がひどくなる頭痛です。血管が拡張(広がっている)している為、後頭部や耳の後ろ側などをゆっくりと持続的に冷やすことで症状が緩和してきます。ただし、群発型頭痛は、ストレス性(交感神経)の症状も絡んでいることが考えられる為、冷やすことの他に、気分転換が必要となります。気分転換を始めるとすぐに痛みが和らいでくる場合や、目の奥がえぐられるように痛む場合にはこの、群発型を疑うようにしましょう。

 血管収縮によって起こる頭痛は、体勢によって痛みが変化するということはなく、肩こりや首のこりなどの筋緊張によって起こる頭痛で、血行不良によって起こっている場合がほとんどとなります。筋肉が固くなることで血管を圧迫したり、筋肉が固くなることで筋肉の収縮運動が行えず、筋肉が血液を押し出す「ポンプ運動」が行えない為に起こりますので、筋肉の固さを和らげる為に体操やストレッチ、入浴などで首、肩周りを温めることで症状が緩和します。


血管拡張性頭痛に陥りやすい環境

 一般的には交感神経が異常をきたし、交感神経が異常興奮状態となることで必要以上に血流を促進させようとして起こっていることが大部分となります。日中、人間の体が「運動しやすい(動きやすい)状態」にする為に、血圧を上昇させ、脈拍を早くして血行を促している働きを行っているのが交感神経です。この交感神経異常は過度のストレスや体が過度の疲労状態となっている時に起こりやすく、頭痛の他にも下記のような体の状況になっていることが多く見られます。

●筋肉の痛み
●腱鞘炎などが起こりやすい状態
●わけもなくイライラする
●原因不明の動悸や息切れ
●便秘がち
●肩こり
●腰痛
●高血圧
●胃痛、胸やけ
●腸炎

 改善策として考えられることは、ストレスとの上手な付き合い方、例えば趣味に費やす時間を長めにするとか、適度な気分転換の時間をとることなどが必要となります。また、計画性の無い旅(ドライブなども可)はストレス発散に大きな期待が持てると言われており、例えばドライブをしながら、行き当たりばったりで、目に入ってきた建物や観光地に立ち寄ったり、ランチやディナーをしたりするのが良いと思います。ぜひお試し下さい。


血管収縮性頭痛に陥りやすい環境

 血管拡張性頭痛が起こりやすい環境とは逆で、体の動きの少ない職場や生活環境によって起こることが多く、これもある意味交感神経の異常によって起こっていると言えます。体を動かすことの少ない環境というのは、長時間同じ姿勢を保持していることが長くなるということの裏返しで、本来であれば交感神経が活発に活動しなければならない状況下なのにも関わらず、副交感神経が強めに出てしまっているという環境になります。副交感神経は脈拍を落ち着かせ、血圧もやや低下気味となります。こうなってくると、筋肉の動きが少ない、血圧低下によって筋肉の血行が悪くなってしまいます。さらに長時間、首や肩の筋肉を緊張させるような姿勢が続くことで肩こりなどの症状が現れやすくなり、血行不良による頭痛が起こりやすくなると言えます。また、このような体の状況下では下記のような体の不調も起こりやすいと言えます。

●食欲不振
●うつ症状
●筋肉の疲労(肉体疲労)
●背中にニキビや吹き出物が多く見られる
●体がだるい
●低血圧
●アレルギー症状
●かぜ
●下痢症
●腹痛

 改善策として一番考えなければならないのは運動不足の解消ということに尽きると思います。適度な運動と良く耳にしますが、きついとか辛いと感じながら行っている時点で適度ではなく、トレーニングとなってしまいますので、日常的に歩くように心がけたり、エレベーターやスカレーターをなるべく使わないように心がけることも大切だと思います。その上で余裕がありそうな場合にはウォーキングや毎朝のラジオ体操(手を抜かないラジオ体操)を行ってみるのも良いことだと思います。考え方としては、体の筋肉組織を十分に動かしてもらうことが重要だということです。



なるべく薬に頼らない頭痛解消法を

 どうしても症状がきつい時や、どうしてもはずせない用事や仕事があ為にどうしようもないという時は仕方がないと思います。しかし薬は、飲むよりも飲まない方が体に良いということは明白です。また、頭痛薬の服用を続けたからといって、頭痛という症状が治るものではありません。将来的に考えて、頭痛を治してゆく為に日頃から治す為の努力をするように心がけましょう。できるだけ薬には頼らない頭痛解消を考えて生活してゆくことが大切なことです。