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寝違えが起こったらぜひ考えてほしい!消化器系の自覚症状はないのかどうか?

寝違えが起こる意外な可能性

朝起きるとなぜか首に痛みが起こる通称「寝違え」は、一般的には首の炎症と考えられてきました。その原因としては枕が合っていないとか、変な体勢で寝てしまったということなどとされてきましたが、実際にはあまり的を得ていないというか、炎症などということにしてしまうとつじつまが合わない部分が出てきます。例えば炎症となると、炎症を起こしている細胞は炎症特有の固さが現れますが、寝違いの場合の筋肉には炎症とは異なった筋肉状況となっていることが多く、首の脇の筋肉ではない部分に強い反応が現れていることが多く見られます。では寝違えを起こした場合、どのようなことを考えれば良いのかを今回はお話ししてみたいと思います。


数日前からの詳しい状況

実際に寝違えが起こっている方々にお話しを伺ってみると、下記のような違和感や自覚症状を訴えている方がとても多く見られます。

●寝苦しいというか、どんな体勢で寝ても落ち着かない
●数日前から背中に圧迫感やこっている感覚があった
●最近あまり食欲がわかない
●朝起きた時に疲れが抜けている感じがしない
●口内炎や、口腔内(口の中)に違和感や不具合が起きている

これは実際に患者様に伺った症状の一部ですが、この他にも最近お腹を下しやすいなどのご意見がありました。これらは全て胃腸の不調に伴う症状となっています。


首の脇には迷走神経がある

首の脇には迷走神経(めいそうしんけい)と呼ばれる神経系があります。この迷走神経は、体内の色々なところに張り巡らされており、どこの場所を通っているのかわからないくらい複雑な神経系である為に「迷走」という言葉が使われています。この迷走神経は消化器に対してとても重要な働きを担っている神経系であり、胃腸などの消化器系の不調が起こり始めると、迷走神経上に明らかな反応が現れます。

夏場に見られる俗に言う「夏バテ」の際にもよく見られる症状で、その夏バテの状態を思い出してみて下さい。夏バテと言うのは一般的に、食欲の減退、疲労感が抜けない為に起きた時から疲れている、やる気が起きないなど、一種の倦怠感が起こっている状況となります。もちろんこの時期にも寝違えが起こりやすく、夏場でも体を温めたり、寝る前に白湯(さゆ)やぬるま湯などを飲むなどしていると徐々に回復して行きます。


胃腸の不具合は口腔内にも症状が起こることがある

胃腸の不調は、明らかな胃痛、胸やけ、消化不良による嘔吐感(吐き気)の他にも様々な前兆を伴っている場合があります。その中のひとつが「口腔内異常」です。例えば口内炎が起こっている、口の脇の部分が荒れている、切れているなど、これは消化器の不調のサインである可能性が考えられます。また、特定の栄養素(例えばビタミンCなど)が不足している可能性も考えられます。その為、最初の方でも書きましたが数日前から体に起こっている変調などを細かく観察することが大切になってきます。



特に左背部に症状が出やすい傾向

一般的に胃腸の不調というか不調が起こる前兆症状は左背部の肩甲骨と背骨の間に出やすい傾向にあります。左の背中に重苦しさや圧迫感のような症状が現れていたり、夜寝る時に寝苦しいとか、どのような体勢で寝てみても落ち着かないという状況になりやすく、背中の重苦しさで目が覚める、仰向けで背中を圧迫していると苦しくなる、伏臥位(うつ伏せ)で寝ると少しは楽になるという状態になりやすいと思います。数日前からこのような症状が出始めた後、数日後に胃の不快感や胃痛が現れやすい傾向にあります。その為、背部や口腔内の異常を事前に捉えることが予防につながると思います。

一般的には胃の不調の大きな原因として過度のストレス、暴飲暴食、アルコールの多量摂取、薬剤の長期使用などが挙げられます。その辺を良く踏まえた上で、現在のご自身の生活状況の見直しを行ってみて下さい。